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ビブリオゲームズBlog

自作ボードゲームや遊んだボードゲームのことを書いていきます

Nuts & Bolts: 第二回 Design Skeleton 翻訳記事(前半) クリーチャーの部分

この記事はマローさんの記事http://www.wizards.com/magic/magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/mm/78:title=Nuts&Bolts::DesingSkelton]のを意訳したものです.地味に長いので前半部分のみとなっています.


●デザインの秘密
  「デザインスケルトン<デザインの骨組み>とは何なのか?」という質問が聞こえてきそうなので、前と同じように建築家の例えをするところから今回のコラムをはじめよう.建設者は,建設者が家を建てる作業に入る前に、家について綿密に計画をしなきゃならないよね. それと同じようにデザイナーがセットにどのようなカードが必要なのかを綿密に決定しなきゃならない.それを助けてくれる「下準備としての青写真」がデザインスケルトンなんだ.今回は架空の”Justice”と名付けた小さなセットを設計しながらどうすればいいかを見せていこうと思う.実際のデザインでは、コモンから神話レアまで全て作るんだけど、今回はわかりやすさ重視で、コモンカードのデザインスケルトンのみを対象に説明していく.

 前回のカードコードのコラムを読んだことを前提に話していくから、まだ読んでいなければ先にそちらを読むことをお勧めする.さて、まずは、”Justice”のコモンのカードコードを書き並べてみた.


<<一回目のカードコード リスト>>

見てわかるとおり、"Justice"は一つのコモンの「土地サイクル」と「五つのアーティファクト」を含む物としている.

 最初にデザイナーがやらなくてはならない事はこのセットがどんなものなのかを示す手引きとして「このうち何枚がクリーチャーなのか?」をわかるようにすることだ.


●Step1 50%がクリーチャーとしてやってみよう

 セット内に含まれるクリーチャーの比率は一定でなく、波がある.研究開発部では今のところ「強いとわかっているカードを除くよりもそれ以外を伸ばす方がリミテッドがより楽しいものになる」と考えている.この哲学の中核には、マジックとはabout発見であり、プレーヤーが以前使ったことがないかもしれないカードを十分に試さなくてはいけなくする部分を制限するために哲学を持ち出す.これは、60枚のコモンのうち、30枚がクリーチャーである事を意味している


●#2 – 各色のクリーチャーの割合を決めよう


 特に考えのない場合、それぞれの色のクリーチャーはどんな範囲にすればいいか順に考えてみるとしよう.

<白>
長い間、尤も多くのクリーチャーを持つ色は緑であったが、近年では尤もクリーチャーが大きい緑と数の多い白という区別を試みている.白は”軍隊の色”だから”数が多い”というのはしっくりくるんだ.緑がデカさで勝相手を叩きのめすに対し、白は数を持って勝負を制する色なんだ.


<緑>
上に書いたような理由で数はもうNo.1ではなくなったけど、緑はクリーチャーの色.そんなわけで2番目に数が多いんだ.


<黒>
クリーチャーと呪文の数の割合が同じになっている


<赤>
赤と青は呪文の色だ.だからこの2つは5色の中で呪文の割合が多くなりがちだ.ただ、赤はいくらなんでも青よりは多くのクリーチャーを必要とする.つまり4番目にクリーチャーが多い.


<青>
どれかの色が尤もクリーチャーの少ない色になるわけで. まぁ、この色だろう


アーティファクト
 ブロックのテーマによっては、尤もクリーチャーが多くなる可能性もあるけど、たいていの場合、コモンのアーティファクトクリーチャーは0〜2枚程度になるだろう.


 それぞれの色のコモンクリーチャーが何体になるか計算してみよう. クリーチャーの枠は30枚を上で説明したことに基づいて決めたい.全体で30枚なのだから、(アーティファクトを一旦ないものとして扱えば)それぞれの色に6枚ずつで均等な割り当てとなる.ここから黒は平均的なバランスの色なのだから、枚数をこれと同じ6、2位の緑と4位の赤はこれから一枚ずつ上下させてそれぞれ7枚と5枚、一位の白と5位の青はもっと上下させて8枚と4枚としてみる.
 各色の枚数が仮決定したところで次にアーティファクトがいるかどうか考えてみる. やっぱり1枚くらいは欲しいね.そうと決まったら、その代わりに1枚減らす色を決めよう.ここでは白のクリーチャーを一体減らしてみよう.ちゃんと緑と差別化できるように「トークンを出す呪文」を作ることを決めた上でね. 私はこんな方法で白に「兵隊を作る色」というイメージを当たえてクリーチャー50%というバランスを保つ.

 ここまで、決まったらデザインスケルトンは下のようになっているはずだ.


<<ここにデザインスケルトン>>


 ただ、クリーチャーの比率がわかっただけじゃ、作るには十分じゃない.この後はクリーチャーの常在能力とサイズ<マナではなく、パワータフネスの方>を付け加えていく.サイズは具体的な数値ではなく小型(0/1~2/3相当)、中型(3/3〜4/5相当)、大型(5/5以上)の3つを書き記す.各色事の傾向を見ていこう


<白>
キーワード:コモンの白クリーチャーの能力は飛行、先制攻撃、警戒がメイン.時々 閃光やプロテクション、絆魂を持っているものもいる.

サイズ:大体は小型.リミテッド向けに中型を夭死するような事も最近は意識しているが、それでも大半は小型.


<青>
キーワード能力:青は飛行や被覆が多い.たまに、島渡りや閃光を持つ者もいる

サイズ:一匹程度の中〜大型クリーチャーを除いて、後は全部小型のことが多い.そしてその一匹はたいてい海蛇に当てている


<黒>
キーワード能力:飛行、接死、畏怖がメイン.少数ではあるが速攻、絆魂、再生、沼渡り 持ちのクリーチャーもいる.

サイズ:小型と中型が混在している.特に理由のない限り大型はいない.


<赤>
キーワード能力:速攻、先制攻撃、トランプルが多い.時々、威嚇や山渡りを持つ.また、火吹き能力はキーワード能力ではないがたいていのセットにこの能力を持つものがいる.

サイズ:黒と似ていて、小型と中型が混在している.たまに大型もいるがそのはいは少ない.


<緑>
キーワード能力:トランプル、接死、再生がメイン. 時々、閃光、森渡り、到達、被覆、警戒
サイズ:少なくとも一体(時には2体)の大型を有する.それでも基本的には小型、中型がメイン


これらの情報を反映してみよう.ここで、注意しておく事が一つ.これは、あくまで大まかな評価であって変わらないものじゃあないって事だ.例えば、必要に迫られて、警戒もちを中型から小型に変更することはありうる.

<<スケルトン表示>>


■□■感想■□■
 マナの分布でなくて、クリーチャーのサイズや能力を管理しているのが意外だった.能力の方に関しては前もって決めずにやってしまっていたなぁ.これが原因で特殊な能力が増えすぎたのかも