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ビブリオゲームズBlog

自作ボードゲームや遊んだボードゲームのことを書いていきます

こうすればよかった ゲムマ初参加者のための説明書の書き方

 ゲームマーケット秋までもうあと2か月と少し…早いですね。うちはまとまった時間が取れる状態ではないため今回も参加できないのですが、テストプレイ要員としてちょこちょこと動いています。その関係もあって、今日の記事はこの時期、最も多く相談される『説明書の書き方』についてです。

 

 結論から言えば、説明書作りで一番重要な事はテストプレイを重ねる事です。

 私の失敗は説明書を読んでもらう時期が遅れたことです。なんとなく、失礼だという意識が強かったんですよ。ルールもまだ改良中…絵もついてない…ルールインストぐらい作者が完璧に…って思ってしまったんですね。結果、説明書つきテストプレイが入稿前の1か月。この時期は、いろいろなタスクが降りかかっていて時間がなかった上、ついにここまで来たというテンションで判断力が鈍っていました。

 周りの助けと例外の少ないルールに助けられ、概ねよい評価をいただけましたが、エラッタをいくつか出すことになってしまいました。

 

 この記事では、そんなドタバタしたゲムマ初参加を通して感じた

 ①それなりに読める説明書のプロトタイプをできる限り時間をかけずに作る手順

 ②①を読んだうえでプレイしてもらい、ブラッシュアップするときの注意点

 

 に絞って書いていきます。文章一個一個のチェックポイント等は、網羅しきれないので対象外です。それについて書かれた記事(最近だとhttp://www.tgiw.info/2015/08/rule_writing.html)は他にあるのでそちらを参考にお願いします。出展したことがある人にお願いするのが手っ取り早いです。

 

1.まず、枠を作ろう

  自分で一から考える必要はありません。自分がわかりやすいと思ったゲームの説明書を取り出して書かなければいけない大項目だけ先にリストアップしてしまいましょう。

 

  私の場合は以下の通り

 

①ゲームの基本情報

題名、プレイ人数、プレイ時間、ジャンル、対象年齢(難易度、ターゲット層)、(作者、デザイナー名)

 ⇒ジャンルは書かないのが一般的っぽいです。ただ、書いてしまえば、後の説明が多少稚拙でも補完しやすくなります。また、どんなゲームなのかをゲーマーが判断する材料になるので予約時に少しは有利になりそうです。

 対象年齢(難易度)は実際やってもらうのがベストですが単純に『初めての方でもOK』とかでも構わないと思います。

②ゲームの背景(ストーリー)

 どんな世界が舞台なのか。プレーヤーは何なのか? 何が目的なのか?

コンポーネント

 名前と個数を書く事。できれば画像付きで。数が同じ駒東がある場合は形や大きさ等で区別しやすくしましょう

 

④(ゲームの概要)

 ルールがある程度以上ややこしかったり、特殊なものである場合は必要。。人数分のサマリーカードがあるのが本当はベスト

⑤カードの情報

  どの数字が何を示しているのか等。

 

⑥ルールの説明

 一番メインな部分。ここはいきなり書き始めず小項目(セットアップ、各フェーズ、終了条件、最終得点計算等)分けることをまずやってしまおいましょう。注意点は多いので詳細はあと。

 
⑦細かい説明 Q&A
⑧その他(連絡先、スペシャルサンクス等)

 twitter、公式サイトなど。ミスがあってもここが書いてあればフォローはできます。

 

ゲームのルールが確定しているならば⑥と⑦以外は埋めることができます。できるところからやってしまいましょう

 

2.まずはわかりやすく書く

 『説明書には全ての情報が書かれている事』が重要という事にとらわれてかえって読みにくい文章を書いてしまいがちです(特にゲーマーは)。

 ①『不足があってもわかりやすい文章』を書く。

 ②例外的な処理や補足の必要な処理は次の文として追加する。

 

 という2ステップで行っていくと混乱しません。

 

注意点は以下の通り

 ・文章は長くしない。

 ・フレーバーと説明は分ける。少なくとも同じ文章に両方を入れない

 ・図つきでわかりやすく書く。基本的な処理と頻繁に出る例外処理は特に。

 ・間違いやすい部分。つまり他の似たゲームと処理が違う部分やテストプレイで勘違いの多かった場所は念入りに書く

 

 また、この時のバージョンは残しておきましょう。ゲームの宣伝をする時にざっくりとした説明は必要なので。

3.自分で確認

 書いた説明書をいきなり人に見せるのではなく、一旦自分でチェックしましょう。書いた当日ではなく、次の日以降にするのがお勧めです。おそらく不必要に長い文章や情報の欠落が気になると思うので直していきましょう。

 また、ここで一発見しておきたいのが用語の統一ミス、特に昔使っていた用語(旧カード名等)が混ざっている事です。昔使っていた検索をかけて直してしまいましょう。

 

 なお、これ以降のステップでは迷走する危険がありますのでバージョン管理を行うのが無難です。

 

4.ブラッシュアップ

 説明書を読むところから通しでテストプレイをやってもらったり、既にプレイした人に読んでもらったりしましょう。ここで一番重要な事は全ての意見を反映する事はできない という事です。逆にいえば(ゲーム作りと同じで)意見を基に自分で考えていかなくてはならないという事です。

 

 提案として挙がったところよりも、まずは勘違いがあった部分を目立たせることを重視しましょう。色を変える、太字にするだけでもかなり良くなります。

 また、他のゲームにない、あるいは直感的でないと指摘されたルールがあればそこは慎重に書いたり、例を示したりしましょう。

 

 長くなってしまいましたがこれが現実的な作成手順かなぁと思います。やってみると結構大変な作業ですが、ゲームの力を正常に発揮させるために必要なステップなので悔いのないようにがんばってみてください。