年間千アイディアチャレンジ(ボードゲーム案出し)1月目
『しょうもない事でもいいから1日3個ぐらいゲーム案を出す』年間千アイディアチャレンジを現在実行中です。ボードゲームの製品化を断って以来やる気がしない⇒コロナで何もできていない時期が続いているのでとりあえず動いてみようと。
残り330日程あるんでまだ大丈夫ですが、仕事の繁忙期も考えるとこれ以上は休めないなぁという状態です。学生時代(失敗)、社会人1年目(達成)、2015年(東京ドイツゲーム賞集中のため中断)に続き確か4回目なんですが、やはりブランクと1人でやっているのが災いしてますね。なんかお題とかあったらブログでもTwitterでも言っていただけると助かります。
なお、『ぱくられるんじゃない?』という心配の言葉を前回いただいたので一応書いておきますが、特に問題ないと思っています。パクる人がいたとしても製品化しているゲームからやった方が早いですし。
ただの案出しなんでアイディアの権利主張するつもりもないです。当たり前ですが、1000作品作る気はないので。逆に以前にそのようなゲームがないか確認するようなことも現段階では基本的にしていません。ただのTweet一回で権利侵害しているという事もないと思うのでこちらも問題ないと思っています。
書きっぱなしもどうかと思うので、いくつか気に入っているもの、反応がよさそうだったものに対していくつか追記していきます。(ホントは誰かと一緒にやって定期的に感想を反応送りあうのが能力アップ的にもモチベ維持的にもいいんですが)
140字では専門用語やゲーム名の説明を抜いてもアイディアに至った経路までは説明できないので補足メモとして残しておきます
【千アイディア1】:ワカプレ+脱出経路形成。ワーカーを置く場所が経路でつながっている。ワーカー回収のタイミングで出口への経路がほかのプレーヤーのミープルで防がれている場合、そのミープルに書かれた資源等を渡す あるいは ワーカー減少。
— Bibliogames(H.N.古瀬和人) (@Biblio_Games) 2021年4月6日
隔週で金曜夜に開催されている暗黒ゲームデザインの会で自分が言った『ワカプレでまだプレーヤーに提供しきれていない価値(なぜそれが欲しいか)って何があるか?』に対する答え。”位置関係”ってまだやりようがあるなと思って出した案です。2人用タルギから着想してそこから離していった感じ。あとワカプレのボードにしては見やすく、かつ機械的じゃない見た目にできそうな気がしています。
【千アイディア3】できた。昨日の変わり顔よりはシート作るの面倒じゃないけど、ハサミ必須。b案の方が見た目ちょっと格好いいけどハサミの入れ方面倒な上柔い。一旦a案か pic.twitter.com/VuyfxDlzSj
— Bibliogames(H.N.古瀬和人) (@Biblio_Games) 2021年4月7日
実際に試作。処女作をファイルという特殊なコンポーネントで作った時に感じた『コンポーネントのできる動作によってメカニクスを拡張できる』、『そもそも動かす時点で面白いことは長所』という感覚から。ファイルをめくる動作の時点で好きと言われた成功体験と特殊すぎて再販難しいものはやめた方がいいという失敗体験が出ている感じ。ある意味で自分らしい案。
【千アイディア4】作成難易度高くなるけど、これモチーフをArtdinkの”Neo ATLAS”的な世界にして貿易するのはどうか?折る事でムー大陸とオーストラリアを入れ替えたり、書くことでパナマ運河や鉄道を開通させる
— Bibliogames(H.N.古瀬和人) (@Biblio_Games) 2021年4月7日
書くことをメインにせず、コントローラーとして割り切るならこっちもありかな。
【千アイディア5】日本の伝統紋様+紙ペン。菱形を3つ書くと立方体に見える。このような立体を右のような伝統紋様で作り、任意のタイミングで立方体の駒に変換する。ためると変換効率が高い特性を使いたい pic.twitter.com/z4NQIar2qy
— Bibliogames(H.N.古瀬和人) (@Biblio_Games) 2021年4月11日
BGAで定期的に開かれている紙ペンコンテストを意識した案。審査員賞ではない事で1人でできる事+グラフィックが良いことがある程度コンテスト上位になっているなぁという印象だったので。インタラクションは考えない+グラフィック用意できないのを伝統文様や家紋ならフリー素材で十分きれいにできるだろう+和のモチーフで英語圏の人間との差別化という対策。テストしてみたけれど変換効率が急に上がりすぎて使いづらい印象。
【千アイディア6】錬金術+競り。親が変換機カード(センチュリースパイスロードのカードの。変換効率はだいぶ良い)の束を競りにかける。商品は”1位が払った資源を変換機に入れる権利”か”変換機の情報を見て(親と一緒に資源変換処理をする)権利”。変換機に入ったものはゲーム終了時まで帰ってこない
— Bibliogames(H.N.古瀬和人) (@Biblio_Games) 2021年4月11日
案1と同じスタート地点から。『競りにまだかけられていない価値は?』に対する答え『商品情報』の具体例。いくつか前例はあるんですが、価値に対する情報が不均等な状態の競りはまだまだ開拓が進んでいない気がします。1位2位が商品を取るのはムガルから拝借
【千アイディア15】計算折り紙。
— Bibliogames(H.N.古瀬和人) (@Biblio_Games) 2021年4月18日
ボドゲのコンポーネントとして小箱に立体物を入れるのに使える?駒を紙クリップにすればいけるか?
作成用のソフトは公開されているらしいhttps://t.co/3QpUuSsuU1
何から始めればいいかわからず全く着手できず。誰かこういうの好きな人が作ればいいかな。立体的な思考が苦手なので僕は無理です。動画がついているのもありますがこれが最もフォロワーの方の反応が多かったようです。
【千アイディア17】ワカプレ。ワーカーを増減させたり、レベルアップさせたりしながら戦う。持っているワーカーは低いレベルから順に消費するのでワーカー数を減らして早く高レベルを出せるようにするのもあり
— Bibliogames(H.N.古瀬和人) (@Biblio_Games) 2021年4月21日
ワカプレで提供していない価値=逆に人数の減少。人数を増やすという価値はもうやりすぎているのでその逆に価値を出したいと思って考えた案。戦略の選択に加え、質か量かという2軸になりそうで個人的には試してみたい。
【千アイディア18】2人用ワカプレ。仲が悪すぎて”相手の姿をしたドッペルゲンガー”を使い魔にしてしまった2人の魔女の話。ワーカーは使い魔⇒魔女の順に毎ラウンド置いていく。使い魔(ワーカー)を増やしたり、相手の評判を下げて出禁の場所を増やすことで使い魔の視線内に魔女を置かせることを目指す
— Bibliogames(H.N.古瀬和人) (@Biblio_Games) 2021年4月21日
ワカプレで提供していない価値=位置関係の別案。位置関係の方をゲームの中心に据えたかった。改めてみると設定が謎。なんだ使い魔がドッペルゲンガーって。
【千アイディア24】舞台は未来。アンティークコイン収集家が初めて現金で競りをする話。”お釣り”という手続きを未知のシステムとして提示したい(60円のものを買うとき10と50を1ずつ失うのか100と10をだして50も一緒に得るのか。多分とあるタイミングでマジョリティー点が入る)
— Bibliogames(H.N.古瀬和人) (@Biblio_Games) 2021年4月24日
昔から考えている案を改めて考えたもの。電子決済の方が多くなっている今、”お金ってなんだっけ?”という世界観を出すなら今かなと。いかんせん地味だけどちょっと好き。多少、この後進んだのですが『お釣りとして払うコインが少しでも足りない場合、完全に踏み倒してよい』という未来人の解釈でやる必要がある事がわかりました。まぁ、現代人が文献に書かなかったからとか言えば通るかな。
【千アイディア25】直線になったマンカラ上のリソースでのリソース管理、輸送。もちろんちょうどゴールしたらもう1アクション。手番のアクションは①マンカラ上にリソースを得る②特定の場所からリソース種類を問わずをマンカラ的に輸送。③すべての場所から特定のリソースをマンカラ的に輸送
— Bibliogames(H.N.古瀬和人) (@Biblio_Games) 2021年4月24日
マンカラ好きですね。前に千アイディアやった時に比べてマンカラベースのボードゲームの数が増えてしまったので差別化を。アクション選択ではなくリソース獲得部分にして差別化しようとした案です。
【千アイディア27】トリテ+能力。トリックに勝つと1点、負けると公開されている3枚の中から、自分の場札(ペッパーのように手札にある扱い)にカード獲得。そのカードに特殊効果が書いてあるが、マストフォローで出されるとその能力はなくなる。誰かの手札(場札含まない)がなくなると終了
— Bibliogames(H.N.古瀬和人) (@Biblio_Games) 2021年4月25日
何度か失敗している案。LCG(TCGっぽいボドゲ)はTCGの違いは除去の無さによるカード効果の地味さだと思っているので。一度成り立ったコンボをどう崩壊させるか?どう成立させないか?という仕組みを入れて派手な効果を入れようという意図。ただこれトリテ好きの需要とは全くあっていないという
【千アイディア29】トリテ。マストフォロー、スート2種。最終戦に勝つことが目標。ただし、勝利数最下位は足切り。
— Bibliogames(H.N.古瀬和人) (@Biblio_Games) 2021年4月25日
天九牌亜種。UI良くすればやる人多いと思うんですよね。
【千アイディア30】1人用パズル。カルカソンヌのタイルみたいな地形カード(正方形)。決まった順番に公開される3枚あるお題カード(10篇以上の海岸線を作れ)の中から1つを達成。達成するとお題カードの裏にある地形ゲット。
— Bibliogames(H.N.古瀬和人) (@Biblio_Games) 2021年4月27日
【千アイディア31】世界観:ループもの+パンデミック山札。毎ターンイベントカードを引かなければならない。良いイベントとは言わないまでも、比較的ましなイベントで山札をかさまししたり、凶悪なカードを抜いたりしつつ、最終ループまでにイベント山札の引ききりを目指す
— Bibliogames(H.N.古瀬和人) (@Biblio_Games) 2021年4月27日
思いつきだったんですが、結構反応が良いのがこの2つ。僕が1人用や協力ゲームを軽視しすぎてるのはあるかも。
【千アイディア33】お題:逆に。商品でお金を競り落とす。モチーフ:たたき売り。奇数ラウンド:お金で商品を競り落とす⇔偶数ラウンド商品でお金を競り落とす。偶数ラウンドは手番に一個商品を支払いに追加できる。自分しかないレア商品があると強い。
— Bibliogames(H.N.古瀬和人) (@Biblio_Games) 2021年4月27日
競りでまだ扱っていない価値。この時は奇数偶数で分けてますがこれはダメですね。(一回勝った人がそのまま勝ってしまうので)。前半後半でカードを分けて割合を前半は商品を取るのが多めにしておくのが正解かなぁ。
【千アイディア37】マダミスのキャラに一人”幻聴”にすることは可能か?「あれ、この人俺としかしゃべってない?」ってなるの面白くはあると思うんだけど、気づいていない人役以外の負担がでかいよね
— Bibliogames(H.N.古瀬和人) (@Biblio_Games) 2021年4月30日
ミステリーでよくある探偵役が精神病だったというやつ。ちょっとやってみたい。ある事ではなくないことに気付けるか。探偵役を慕うキャラクター(実は存在しない)が①彼の登場するカードがない②彼の初期に持っているカードに登場するがそのカード全てがおかしい(部屋にかかっている時計が違うとか)③誰も彼と会話をしていない とかそんな手がかり?
楽しめる人が1人にならないように本当に事件も起こっていないといけない。事件が発覚したくない犯人陣営、存在していないことに気付いてほしくない”幻影”陣営。治ってほしい医者-探偵陣営。最初に作る作品ではないけど好き。誰か作って。(俺がマダミス作ったらみんなこの案かどうか疑心暗鬼になりそうだね。それ目的で普通のまだミス作ってやろうか)
【千アイディア44】お題:世界遺産。ヴィエリチカ岩塩坑。洞窟を大きくしつつ、岩塩を掘って生計を立てる。しかし通過する岩塩を掘れる場所を像に変えなければ、ワーカーが帰りにキリスト像を見ることでしか点数は入らないため掘る場所をなくしていくことになる。
— Bibliogames(H.N.古瀬和人) (@Biblio_Games) 2021年5月3日
個人的に行ってみたい世界遺産。ゲームにはしやすい方だと思って案だけはずっとある感じ。
【千アイディア49】王への請願8面ダイスの方がバランスよさそう。(オリジナルはダイスの数=正義すぎる)時間も短くするために最初の一回は同時に振って考えておいてもらうとかでいいかな。
— Bibliogames(H.N.古瀬和人) (@Biblio_Games) 2021年5月8日
正直、ハウスルールの範囲ですが。10面ダイスで実際にやってみた方がいらっしゃるようで。降り直しも能力にしてしまえば時間も短くできる気はします。
【千アイディア51】パンデミックのエピデミック処理で駒を置く。マジョリティも大事だが、できる限り多くの場所に置く方が大事。駒の数が3の倍数で回りに爆発。いろんな場所に調節的に置くのか?エピデミックで置くのか。今、病原菌テーマは×。パリのような放射状の都市でブランドを流行させる。
— Bibliogames(H.N.古瀬和人) (@Biblio_Games) 2021年5月8日
連鎖ってわかりやすく気持ちいいの具体例。あと連鎖ってリニアコンボ(明示的なコンボ)とモジュラコンボ(非明示的なコンボ)の間のような性能になりうると思うんですよね。派手で数がカウントできるからティミーに受けて、創発的な事が起こるようにできるからジョニーにも受けるものができたらなという妄想。 あと、コロナもあってパンデミックがぱっと思いつく日が多いですね。